そとのおふろ

こんにちは、くまおです。

お宿のうらの、ちょっとのぼったところに、石づくりの廃屋があります。やねと、南と西のかべはすっかりなくなっていて、ほったらかし。ちょっとした風よけになったりするので、にちよう大工でおおきな木材を切るときや、おもいっきりスプレーをかけるときなどは、ここをつかっています。

きょうはおおきなからのドラム缶が手に入ったので、ここでジャバジャバあらっていたのですが、そのときに思いついてしまいました。

缶のフチのバリやとがりをきれいにならして、底にはまりそうな大きさのすのこをパパッとこしらえました。それから、お宿でわかしたお湯を、おけでなんかいかに分けて運んでそそぎ、さいごに、おんせんのもとを入れました。

ほわっと立ち上がる、ひのきのかおりのゆげをあびたら、かべのタイルもあいまって、ほんとにおふろに見えてきました。お宿とここと、たくさんのぼりおりして、汗だくだったので、たまらずドボン!はあ、ちょっとさめた、ぬるめのお湯がきもちいい…。

西にかたむきかけたおひさまをあびながら、ゆ〜ったりとつかりました。鳥のさえずり、しんりょくのザワワというおと。おふろあがりには、こっそりもってきた牛乳ものみました。

こざっぱりしてお宿にかえったら、奥さんがプリプリしながら待っていました。

「もう、あなたったら、まる見えだったわよ!」